Google口コミに悲しい言葉が投稿されました。

「患者に寄り添った医療が出来ないのであれば医者自体辞めるべきだと思います。」

この言葉に非常に心を痛めております。

SNSでの匿名での誹謗中傷で心を痛める方が多いですが、まさに今心を痛めております。

当院は患者さんに寄り添った診療を心がけております。

これまでの頑張りを全否定されたようで、なんだか涙がとまりません。

ご本人が希望する検査を次から次に行ったり、欲しい薬をどんどん出すことが「患者さんに寄り添う」ことではないと思います。

要不要の判断をして治療をすすめるのが専門家ではないでしょうか。

やって欲しい検査をしてくれなかった→患者に寄り添ってない→医者辞めて

残念です。

治療上の必要性がなく、患者さん自身がやりたくてやる検査や点滴等は自費です。残念ながら保険は使えません。

自費でよければいつでも検査できます。

特に、投稿であったように6歳未満のアレルギー検査は特に慎重になります。

採血という侵襲性の高い検査で、採血量も多いです。

さらに、現在の診療報酬上、小児科標榜のクリニックで6歳未満のアレルギー検査を行うと一万円以上の赤字になります。

「他のクリニックではやってもらえなかったので検査してほしい」

「よそでやってきてと言われたから検査してほしい」

「よそでやったけどもう一回検査したい」

そういった要望をいただくこともあります。

他のクリニックも検査に慎重になる理由がご理解いただけるかと思います。

こういう状況でも当院では患者さんに寄り添って6歳未満のお子さんのアレルギー検査を行ってきました。

それは医師が「治療上必要と判断した場合」です。

今回、時間をかけて説明させていただいたことが伝わらず、悲しい口コミを投稿されてしまったことがただただ残念でなりません。

少しでも皆さんに本当のことが伝わるとよいな、と思います。